1990年以降は金融市場は地獄と化す

1989年株式市場の納会では、

来年は日経平均はいよいよ5万円だネ、

とお客ばかりではなく、市場関係者も

意気揚々であった。

 

さぞ、1990年の新春のお酒はうまかった

に違いない。

 

しかし、世の中、そんなに甘くはない。

1月から日経平均は暴落したのだ・・・

 

誰もが、目を耳を疑った・・・・

 

まさに、地獄の始まりであった・・・

 

信用取引をしていた人たちは追証が多発・・・

 

自殺や一家離散、個人会社の倒産が相次いだ・・・

 

この地獄はこの年だけでは終わらない・・・

1990年日本経済の崩落が始まる

1990年の株式発会は地獄の始まりであった。

 

あれよあれよの株価暴落に国民のみんなが

地獄を見ることになる。

 

全財産を無くした人 ・・・

信用取引をしていた為に追証を差し入れできず

自殺する人 ・・・

 

株価暴落は一直線には暴落はしない。

大暴落の後は必ず2~3割の戻りがある。

 

これがまた、素人はここで暴落は止まったのでは、

と勘違いして買ってしまう。

 

少し戻っては、また大暴落が始まるのでこの状態は

まさに地獄絵である ・・・・

 

これがまだまだ続くのである ・・・・

1850年以降はバブル全開であった

1850年代になると

株を買わない人はバカではないかと思わせる

ぐらい株式市況は活況をていしていた。

 

これから上がる株を早く見つけては買いを入れ

調子のいい人は一日でひと月分の給料ぐらいを

稼いでいた。

 

この話が噂を読んで素人の主婦まで買い物より

先に証券会社に顔を出しこれまでため込んで

いた貯金を取り崩して株を買っていた。

 

この活況は1989年12月末まで続いた。

証券会社に出入りしていた殆どの人が来年は

日経平均五万円だね、と言って年が明けるのを

心待ちにしていた。

 

 

毎日、証券会社に出勤する30代の青年がいた

30代の若者は毎朝証券会社に顔を出していました。

 

そして、パソコンで株価を確認していました。

そおっと、画面をのぞいて見ると仕手株の株価を

30分おきに確認していました。

 

そして、昼休みは近くのマクドナルドでハンバーガ

を食べていました。

身体は痩せこけています。

 

この人は職業についていないのか??

毎日、午後3時半には決まって証券会社を後にして

いました。

 

これから会社に行く様子ではありません。

ヒョットして、この人は株式投資で生計を立てようと

しているのでは??

と思ってしまいました。

 

それから、1年ぐらいしたらこの人は証券会社から姿を

消しました。

 

株式投資で負けた人かも知れません ???

 

 

 

 

 

昨日の続き

不動産屋の社長さんの続きですが・・・・

 

株価の下落で数千万円の評価損を出したとか・・

このまま株価が低迷したら自己破産になるところ

だったようですが・・・

 

どこからか1千万円ぐらい調達して来たようです。

 

なので、自己破産は免れたとか ??

 

しかし、肉体的、精神的ダメージは大きく、即入院

したとか・・・

 

3~4カ月後に歩道を歩いていたらバッタリ出くわし

ました。

 

株は諦めたようで、数十分の⒈になった小金で余生を

送っているとか・・・・

 

この人は命を取られなかっただけでもラッキーだったかも

と思っている次第・・・

 

それほど、賭博市場は怖い所のようです。

バブル経済は株式投資家を悲劇に陥れた

日本経済がバブルの時期は投資家を地獄に

陥れた事件も多く発生しました。

 

私の会社の近くの証券会社には、それこそ

いろんな人たちが集まっていました。

 

その中に個人で不動産業を営んでいた中年

の社長がいました。

 

顔見知りとなり雑談を交わす関係になりました。

オイルショックの時だったと思うが、

彼曰く、1億円以上株に投資しているが、

半分ぐらいが買値の半分ぐらいになっている。

 

信用取引追証が発生している・・・・

本業の不動産業で銀行借入の返済が1千万円単位で

ある。

 

その社長はひと月ぐらい顔を見ないなあとおもったら、

ある時路上でバッタリ会ったら、入院していたとか・・・

若いころの株式投資は大失敗でした

30代、40代の株式投資はハードルが高かったですネ

一番の問題は情報が少なかったこと。

二番目は投資資金が少なかったこと。

三番目は本業はサラリーマンであったこと。

 

この条件で株式投資で利益を上げるのは至難の業です。

 

結果は軍資金80万円で1勝5敗ペースで一年持たなかった。

 

その後、数年は転勤等で株式投資はお休みした。

 

再登場したのは50代です。

日本経済がバブル真っ盛りの時です。

 

しかしこの時も悪徳業者につかまり大惨敗・・・

 

株式投資で目が出て来たのは定年退職してからです。

塩漬けにしていた株が上昇してきたのです。